
木の伐採作業を行うため、高所作業車に乗り込み上昇スイッチを押した。本日のご依頼は20m程に伸びたモミの木。上昇したところで、最終作業シュミレーション。「よしっ!」と心の中で自分で自分に掛け声をかけ、チェーンソーを作動。「ん?」誰かと目が合った。鳩だ!巣もある!こんな至近距離で鳩のお母さんと目が合ったのは初めて。けたたましいチェーンソー音をジッと我慢し、逃げ出さず、こちらを見ている。雛はいないということは、卵を温めているのだろうな…。慌ててチェーンソーの作動を止め「ごめんね。」と鳩のお母さんに謝る。鳩は、雨風がしのげる高所に巣作りをする。背の高いモミの木は、子育てするに適していたのだろう。鳩の子育てが終了してから、改めて伐採に訪れたい旨をお客様にお伝えすると、快く了承してくれた。再び、高所作業車に乗り込み、鳩のお母さんにもう一度「ごめんね。怖かったね。」と誤り、きょうは作業中止とすること、そして子育てが上手くいくことを願っている旨を伝える。折角の出会い。最後に…鳩のお母さんに写真をお願いしたのが、こちらの1枚。優しく強い鳩のお母さんとの出逢いに感謝m(__)m